数学を学習する際のお勧めの方法として、
何がしたいかをはじめに思い浮かべる
ということをすると良いと考えます。
数学のイメージとして以下のようなものがあると考えます。
・複雑な数式が羅列されている
・何をしているのかが分からない
数学の考え方は、以下の流れが基本です。
①物事の前提やルールを決め(定義)
②導きたい結論を導く(定理)
学校の勉強や教科書も①、②の順で説明されることが多いと考えます。
ただ、①からはじめると、
「何がしたくてこれを考えているの?」ということが分からないまま、勉強をスタートすることになります。
そして、②を導出する過程で挫折する、というのが良くある流れと考えます。
もともと①、②を誰かが最初に考えたときの発想は、
②を導きたいために、①を考えた
という流れと考えます。
例えば…
(a)②:何人かでリンゴを持っているが合計はいくつ?
ということを正しく導きたいから、
①:足し算、掛け算のルールを考える。
(b)②:お風呂に水を入れたときどのくらいの時間で溢れる?
ということを正しく考えたいから、
①:関数を定義を考える。
(c)②:予算が決まっていた時の最適な買い物の方法は?
ということを正しく考えたいから、
①:連立方程式を考える。
(d)②:連立方程式があったときどうやったら解ける?そもそも解ける?
ということを正しく考えたいから、
①:行列や行列式等の定義を考える。
②だけを考えると、生きているうえで良くあることで、
「何がしたいのか?」はイメージしやすいと考えます。
②を最初から思い浮かべていると、①からの検討の過程が分かりやすくなります。
数学とは、正しくは
「やりたいこと」(②)を「前提やルールに基づき正しく順序だてて考える」(①)
というものです。
この考えに基づくと、定義や、定義に基づく途中過程の数式等の考え方が、頭に入ってきやすくなります。
この考え方は、ビジネスを行う上でも重要です。
繰り返しますが、
「やりたいこと」(②)を「前提やルールに基づき正しく順序だてて考える」(①)
という考え方です。
この考え方を意識し、本サイトでは数学、ビジネススキルに関する様々なことを
紹介したいと思っています。
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