第5回の記事の続きとなります。
第1回 の記事
https://shashida-hp.amebaownd.com/posts/50329409
第2回 の記事
https://shashida-hp.amebaownd.com/posts/50388271
第3回 の記事
https://shashida-hp.amebaownd.com/posts/50704833
第4回 の記事
https://shashida-hp.amebaownd.com/posts/51461621
第5回 の記事
https://shashida-hp.amebaownd.com/posts/51494835
今回は、いよいよ
全ての桁を足して9の倍数なら元の数も9の倍数?
を証明します。
第1回~5回までの説明について、第1回で紹介したフローチャートを使って「何をしてきたか」について振り返ってみましょう。
Step1 は 第2回
Step2 は 第3回、第4回
Step3 は 第5回
で説明してきました。
これらを使って、Step4として、証明していきます!
まず、示したいことを数学っぽい表現で言い直すと次のようになります。
「定理」とは「示したいこと」の数学っぽい表現と思ってもらえれば良いです。
数学では「示したいこと」について
「定理」、「命題」、「補題」、「系」
という表現を使ったりします。
これらの違いは、どこかで改めて説明するかもしれませんが、今は深く考える必要はありません。
一見上の数学っぽい表現であると、難しく思えるかもしれませんが、シンプルに表現はできていると思います。
このように、「伝えたいこと(示したいこと)」と「誰もが分かる表現でシンプルに表現すること」は、数学の考え方に慣れる(数学力を向上させる)ことでスキル向上すると考えます。
話はもとに戻って、証明をする準備として一つ次を示します。
本当に示したいことを証明するために、補助的に示したいことを「補題」といいます。
補題の証明も併せて書いてしまします。
それでは、本題について証明します。
本題ではこれまでの、Step1~3、そして上で説明した補題を使います!
証明は以下のとおりです。
いかがでしたか?
証明にあるような数式だけをみると「なぜそうなっているのか」ということが、すぐには分からないかもしれません。
証明は、マジックの種明かしのようなもので、本当の意味で理解するまでは少しだけ時間がかかるかもしれません。
これで、色々な段階を踏んで、証明したいことが証明できました!
重要なことは…
①事実を正しく積み上げ
②示したいことを客観的に誰もが納得する方法で説明する
ということです。
これは、ビジネスの場においても非常に重要です。
事実を積み上げ、客観的に誰もが納得する方法で理路整然と説明する
というのスキルは、数学力を鍛えることで、向上させることができます。
今回は、(副次的に?)数学の面白い不思議な話を紹介しご理解いたくことで、少し数学の考えに慣れていただけたと思います。
本ブログをご覧いただくことで、「面白い」「不思議」という考えをもって、色々な方面で数学を学習していき、自然とビジネススキルを向上させることができたら幸いと存じます!
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