全ての桁を足して9の倍数なら元の数も9の倍数?(第3回)(剰余類の足し算と掛け算)

第2回の記事の続きとなります。 


第1回 の記事

https://shashida-hp.amebaownd.com/posts/50329409


第2回 の記事

https://shashida-hp.amebaownd.com/posts/50388271


今回はStep2として、剰余類の足し算と掛け算について紹介します。

Step2はちょっとややこしいこともあり、2回に分けて説明します。


剰余類は普通の数(整数)とは違うので、その中での「足し算」、「掛け算」は新たな考えで改めて決める必要があります。 


剰余類の足し算と掛け算を次のように考えます。 



剰余類は普通の数の足し算、掛け算とは違うので一旦♠、♥という記号で表してみました。


剰余類だったとしても、一見普通の足し算、掛け算をしているようなので当たり前に思えますか?

ただ、「剰余類の中の足し算、掛け算」は「普通の数の足し算、掛け算」とは異なる世界の話です。


これらの足し算、掛け算が具体的にどんな感じになるか、具体例を見てみましょう。


剰余類の足し算、掛け算を(無理やり?)決めてしまいましたが…ここで一つ疑問が生まれます。


剰余類の元はいろいろな数字で同じ元を表すことができましたが、足し算、掛け算でも矛盾がないようになっているでしょうか??


具体的には次のようなことです。


次回、これがどんな場合でも大丈夫なことを説明します。

数学力を基盤としたビジネススキルの向上

業務推進の段取り・調整、コミュニケーション、資料作成等、普段の仕事を行う上で向上させたいビジネススキルはありますか? あらゆるビジネススキルにおいて数学力(論理的思考力)は重要である考えております。 このサイトでは色々な数学の話を分かりやすく説明し、「数学力」がどのようにビジネススキルの向上に役立つか、ということを中心に紹介します。ビジネスの場において有用となる具体的な情報も併せて紹介します。

0コメント

  • 1000 / 1000