数学の基礎的な話をもう少し続けます。
ある集合に含まれる集合を「部分集合」と呼びます。
ある集合の部分集合のことを「⊃」(または「⊂」)を使って表します。
例えば、上の絵で表現しているように、
「犬の集合」は、「動物の集合」に含まれるので、犬の集合は動物の集合の部分集合
「くだものの集合」は、「食べ物の集合」に含まれるので、くだものの集合は食べ物の集合の部分集合
「漢字の集合」は、「文字の集合」に含まれるので、漢字の集合は文字の集合の部分集合
というようなものです。
これは、
犬は動物である
くだものは食べ物である
漢字は文字である
ということと同じです。
これも、日常生活の中で自然と考えることと思います。
このような当たり前のことを、(多少回りくどくても)皆が正しく共通認識を持てるように、表現する方法が数学の考え方の基本です。
当たり前のことに対し「何をもって皆が共通認識を持てるか」ということを考えることは、ビジネスの場でも多くあると思います。
数学の考え方を一つ一つ正しく理解することには、ビジネスの場においても役に立つと考えます。
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