集合とセットで出てくるものとして
元
があります。
集合の元とは「集合に含まれる一つ一つのもの」のことです。
ある集合の元であることを「∋」(または「∈」)を使って表します。
例えば、上の絵で表現しているように、
くだものの集合の中に、一つの「りんご」という元がある
動物の集合の中に、一匹の「うさぎ」という元がある
というようなものです。
これも集合と同じで、日常生活の中で自然と使っている考え方です。
一般的な概念(集合)から、特定の何か(元)を特定する・取り出す、という考え方です。
例として、以下のようなことを自然と考えることがあると思います。
・コンビニで売っているものの中に、買いたいスイーツがある
(「コンビニで売っているものの集合」の中に、「買いたいスイーツ」という元がある)
・人間の中に、あなたがいる
(「人間という集合」の中に、「あなた」という元がある)
数学の言葉で表現すると、「集合」「元」と少し難しく聞こえますが、普通に考えられることを誰もが正しく捉えられる言葉で表現しているだけであって、考えたいことはそれほど複雑ではありません。
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